自衛隊東京大規模接種会場を訪問･激励

　東京都隊友会〈会長　三田克巳〉は、令和４年７月２０日、東京都千代田区大手町合同庁舎にある自衛隊東京大規模接種会場(会場長　河野修一１等陸佐：医官)を訪問し、激励するとともに勤務状況研修の機会を得た。
　本接種会場では、東部方面隊内各部隊及び陸海空３自病院の医官・看護師等並びに民間の管理要員等総勢約２００名が、１月３１日から約７か月にわたり、延べ約２３万人に対しワクチンの接種を行ってきた。
　勤務員は、直接ワクチン接種に従事する医官・看護師等衛生職種隊員４０名及び会場本部勤務隊員約３０名の合計７０名の自衛隊員と、民間人約１３０名で構成されており、毎日０６００〜２２００の間業務に従事している。
　会場長河野１佐は、昨年から引き続き本会場の責任者として勤務されており、これまでの経験を生かして、医官や看護師の配置・運用、民間と自衛隊の長所を生かした施設配置、ワクチンの注射器への移入時の節約・本数の間違い防止等効率的な運用等に留意して会場を運営しておられた。それらの手法や教訓は全国の手本になっているとのことである。
　７月中旬現在、本会場においては、６０歳以上の高齢者及び基礎疾患のある若者を対象に、１日１，０００人を上限としてワクチンを接種している。
　今後の運営期間は未定であるが、コロナ感染が終息するまでは、国家事業として継続される可能性が高いと思われる。
　東京都隊友会は、本会場に対し、２・３月は茶菓、４月は消毒液、５・６・７月は消毒液と茶菓を贈呈し激励してきた。そしてこれらの激励の都度、東部方面総監及び会場長から、東京都隊友会に対しお礼状を戴いている。
　ロシアのウクライナ侵攻、参議院議員選挙、そして安倍元首相の襲撃等のニュースで自衛隊による大規模ワクチン接種は活動が見えにくくなっているが、岸田総理が本会場視察時に述べられた様に、国家組織・自衛隊が直接運営するこの活動は「国の防疫活動の象徴的なもの」であり、我々隊友会員は、国民の安寧な日常を取り戻すために地道に活動している自衛隊員を中心とする本会場勤務者を、引き続き応援していきたい。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（文責　：　事務局長　松下）

　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　会場長河野１佐(右)と懇談中の三田会長(中央)及び松下事務局長(左)

　　
　　　左から　三田会長、河野会場長、松下事務局長　　　　　　　　　　　　　　　　　　会場本部の勤務風景

　　
　　　　　　　　　防衛省の渉外担当部署　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　接種会場

　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ワクチンの注射器への注入場所





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